書籍

【書評】仕事は楽しいかね? – デイル・ドーテン –

いわゆる自己啓発本。

これまで自分の人生において、様々なステージで参考になるであろう自己啓発本をたくさん読んできました。

それぞれのステージにおいて、必要とする(欲しいと思っている)ことは違うので参考になる本もあれば、そうじゃないモノもありました。

しかし、これだけたくさん自己啓発本を読んでいると、言っていることの本質は全部同じだなぁ。てことに気付きます。

今回、ご紹介する書籍もそんな感じだと私は感じました。

 

私自身、いま、何かを求めて本書を手に取ったわけではないので、「これは使える!!」と息巻いて行動を起こすことはありませんでしたが、今まさに、自身の仕事や人生において何か不満やモヤモヤを抱えている方にとっては何かのヒントに繋がると思います。

 

ただこの書籍、ひとこと不満を言わせてもらうと

 

読みやすいけど、読みにくいぞ!w

 

翻訳が悪いのか、普通に読んでて違和感を感じます。

また、言わんとすることは理解できるんですが、たとえ話が多くて回りくどい。

 

もうちょっと、何とかならなかったのかなぁ~。と私は感じました。

さぁ、手に取ってみよう!!【書籍のご紹介】

本書は、とある30代のビジネスマン「私」が仕事の出張帰りに、不運なことに大雪で空港で足止めをされたところから話が始まります。

 

仕事は楽しいかね?

 

足止めをされた空港ロビーで出会った老人から投げかけられた一言。

仕事においての不満を出会ったばかりの老人にぶちまけてしまう「私」。

実はその老人は、様々な企業のトップがアドバイスを求めるほど高名な実業家。

「私」は、その老人との会話を通し次第に自分の仕事観を揺さぶられていきます。

 

老人のアドバイスは具体的ではなく、過去の成功者や斬新なアイデアや商品はどうやって誕生したのか?を例に挙げ、その本質を理解させようとしています。

例えば、斬新なアイデアは目前の課題に集中した結果であるという。

よく仕事では「目標を持って仕事をしろ!」と言われる。しかし、老人のアドバイスは前述の通り。

また、世の中は自分が目標を達成するまで待ってくれないとも言う。

 

本書では他にもたくさん”特別ではない普通のメッセージ”が、読者の心に染みるよう「私」と老人の会話として語られています。

シンプルで読みやすく、それでいて味わいのある1冊だと思います。

 

わたしが一番印象的だった言葉です。

「多くの人は他人を凌駕する人材になろうとしているけど、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしている。」


中身がわかる!?【書籍の要約ポイント】

試してみることに失敗はない

さまざまな自己啓発本にもこれと似たようなアドバイスがあります。逆に言うと、これが成功するための真理ではないでしょうか?

よく、成功したいなら『好きなことをしろ!』とアドバイスされます。

しかし、問題なのは自分が本当の意味で何が好きなのか?何になりたいのか?が分からない。

だから色々と試してみることが重要なんだ。

そして老人は本書の最後の方で、「試すこと」を楽しみなさいとも言っています。

 

きみは、最初に陸にあがった魚は長期にわたる目標を持っていたと思うかね?

老人は長期の目標なんて意味がないと言っています。

世界に名を知られるような著名人は、はじめからその分野で活躍するという目標を設定していたわけではない。

人生はそんなに規則正しいものじゃない。

 

小説を研究しても小説家になれないように、成功を研究しても成功は手に入らない。

成功するというのはね、右に倣えをしないってことなんだ。

数いる成功者の研究をして分かったのは、「成功者とは違うことをすること」なのだそう。

とかく人は他の成功者を見て、成功とはどうやって手に入れるものなのかを理解しようとする。

しかし、そろそろ気付いてもいいはずだ。それはその人のサクセス・ストーリーだということを。

 

問題は、平均より上の人があまりに多くて、みんな普通になってしまっているってこと

こうれはなるほどな。と思いました。

人は常に平均より上でありたいと思っている。そして実際に平均より上がほととんど。

そして、より良くなりたいと思っているのに、みんなが”成功するための唯一の方法”だと教え込まれたことをやっている。

 

もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね?

世の中を変えるような斬新なアイデアは、そこらじゅうにおちている。

問題なのは自分がそのアイデアを拾う準備ができているか?そしてそれを「試してみる」ことができるか?

 

だれだって、後からだったら、何だって言える。
革新というのは簡単そうに見えるものなんだ、後から見ればね。

もう本質は同じ事を繰り返し言っています。

それは「試してみる」こと。何をすべきか考え続けること。

 

アイデアをいっぱい持つこと。ありとあらゆることをやってみること。明日は今日と違う自分になること。

老人の最後のアドバイス。

失敗を恐れるな。失敗なんてないんだ。うまくいかない方法を発見したんだ。(エジソンの名言です)

ミスは隠そうとしがちだが、目の前に並べて、しっかりと調べないといけない。冷静に見てみると、ミスは単なる一つの問題である。

失敗も同じこと。単なる大きな問題にすぎない。

失敗の中を深く突き進むと、反対側にでるよ。”失敗にあらず”にね。

 

老人は「私」に対し、最後にこう残しています。

きみが”試すこと”に喜びを見い出してくれるといいな。

 

こんな方におすすめ!

  • 今の仕事に不満を持っている人
  • レベルアップ(ステップアップ)したい人
  • 何か大きなことを成し遂げたくて悶々としている人

 

書籍情報

書籍名 仕事は楽しいかね?
著者名 デイル・ドーテン
出版社 きこ書房
出版日 2015/6/22(初版 2001/12/10)
おすすめ度
目次 第1章 仕事は楽しいかね?
第2章 人生とは、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。一つのくだらないことが<何度も>繰り返されていくのだよ。
第3章 試してみることに失敗はない
第4章 明日は今日と違う自分になる、だよ。
第5章 これは僕の大好きな言葉の一つなんだ。「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」というのがね。
第6章 必要なのは発明の母かもしれない。だけど、偶然は発明の父なんだ。
第7章 目標に関するきみの問題は、世の中は、きみの目標が達成されるまで、じーっと待っていたりしないということだよ。
第8章 きみたちの事業は、試してみた結果失敗に終わったんじゃない。試すこと自体が欠落してたんだ。
第9章 あの実験で学ぶべきことはね、「あらゆるものを変えて、さらにもう一度変えること」なんだよ。
第10章 それはね、「あるべき状態より、良くあること」なんだ。
第11章 もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね?
第12章 覚えておいてくれ。「試すことは簡単だが、変えるのは難しい」ということを。
第13章 新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。
第14章 きみが「試すこと」に喜びを見い出してくれるといいな。